賃貸契約に必要な「賃貸保証会社」って?

賃貸契約に必要な「賃貸保証会社」って?費用や役割を解説

賃貸物件を借りる際に、最近よく耳にする「賃貸保証会社」。ほとんどの物件で利用が義務付けられていることが多く、初めて賃貸契約を結ぶ際には、少し不安に感じることもあるかもしれません。でも、実は賃貸保証会社には、貸主と入居者双方にとって大きなメリットがあるんです。

この記事では、賃貸保証会社の役割やかかる費用、メリット・デメリットについて詳しく解説します。

賃貸保証会社の役割とは?

賃貸保証会社は、賃貸契約において、入居者が家賃を支払えなくなった場合にその支払いを保証してくれる会社です。
もし入居者が家賃を滞納してしまった場合、保証会社が代わりに家賃を支払うことになります。

この保証によって、貸主は家賃が滞るリスクを減らし、入居者も家賃支払いに不安を感じることなく生活できます。
さらに、賃貸保証会社は契約時に入居者の審査を行い、信用を確認した上で契約を結ぶため、貸主にとっても安心材料になります。

どんな費用がかかる?

賃貸保証会社を利用するには、いくつかの費用がかかります。主に以下のような費用がありますので、契約時にしっかりチェックしておきましょう。

1. 初回保証料

初回の契約時に支払う保証料は、家賃の50~100%程度が相場です。
契約時に一括で支払うことが一般的で、費用が一度にかかるため、少し負担に感じるかもしれません。
この初回保証料は契約時のみ発生する一時金になります。

2. 月額保証料

保証会社に毎月支払う月額保証料もあります。
これは数百円程度の定額もしくは家賃の1~3%程度が一般的です。この費用は、家賃に上乗せして賃貸の契約期間中に毎月支払う形となります。

3. 更新保証料

賃貸契約を更新時もしくは1年毎などに、再度保証会社に更新保証料を支払う場合があります。更新時に必要な費用は通常1万円~2万円程度です。

賃貸保証会社を利用するメリット

賃貸保証会社を利用することには、以下のようなメリットがあります。

1. 入居審査が通りやすくなる

保証会社の審査通過が前提ですが、保証会社がバックアップをしてくれることで、家賃滞納のリスクが低くなるため、貸主にとって信頼性が増します。これにより、入居希望者は審査に通りやすくなることもあります。

2. 支払いの安心感

万が一、入居者が家賃を支払えなくなった場合でも、保証会社が代わりに支払ってくれるため、貸主は滞納によるトラブルを避けることができます。
また毎月の家賃の支払いも保証会社が指定した口座から毎月引き落としてくれるので、入居者はわざわざ振り込んだりする手間も省けます。

3. 保証人が不要となる

保証会社が保証人の代わりとなるので、保証会社を利用できる場合は借主は保証人不要となる場合が多いです。(審査の状況やプランなどにより保証人を求められる場合もあります)
仮に保証人を立てる場合、借主はまず保証人を探したり、契約書などに署名捺印をもらったり、保証人の印鑑証明書を準備したりと多くの手間と時間がかかります。
契約更新時も同じ手続きをする場合があるので、忙しい中での手間を減らしスムーズに賃貸契約を行えるようになります。

賃貸保証会社を利用するデメリット

もちろん、賃貸保証会社を利用することにはデメリットもあります。

1. 保証料がかかる

最初の保証料や月額の保証料が発生するため、初期費用や月額の支払いが高くなりがちです。これらの費用は契約前に確認し、予算に応じて計画的に支払うことが大切です。
更新費用がかかる場合もありますので、長期的に住む場合にはそのコストも考慮に入れる必要があります。

2. 審査で不利になる場合もある

先ほどメリットの部分で少し触れましたが、保証会社も審査があります。
この審査が通過できない場合、入居を断られてしまう可能性がかなり高くなります。
不動産会社によっては複数の保証会社と提携している場合もあるので、別の保証会社で再審査してもらえないか相談してみるといいかもしれません。

まとめ

賃貸保証会社は、貸主と入居者の双方にとって安心できるサービスです。家賃不払いのリスクを減らすことができ、契約がスムーズに進むようになります。しかし、保証料や月額保証料など、費用がかかることもあるので、契約前にしっかり確認することが重要です。

物件選びをする際には、保証会社の利用が必須かどうか、またその費用についてもしっかり把握して、安心して新しい生活をスタートさせましょう!

 

賃貸を借りる時の流れとは

こんにちは、CoCoグローバル合同会社です。

年が明けて、1月になり転勤や就職等で新居を探す方が増えてきました。
新しい住まいを探し始めると、誰もがまず感じるのが「賃貸契約ってどう進めるんだろう?」という不安ではないでしょうか。
特に初めて賃貸契約を結ぶ方にとっては、手続きが多くてわかりづらいと感じるかもしれません。
しかし、賃貸契約の流れをあらかじめ把握しておけば、スムーズに進めることができ、安心して新しい生活をスタートできます。この記事では、賃貸契約の基本的な流れと、契約時に気をつけておきたいポイントをご紹介します。

賃貸契約の流れについて

賃貸契約を結ぶ際には、いくつかの重要なステップがあります。これらのステップを順を追って理解することで、スムーズに契約を進めることができます。

1. 物件の選定

賃貸契約を結ぶ最初のステップは、自分の希望に合った物件を選ぶことです。インターネットや不動産会社を利用して、予算や立地、間取り、設備などを基に物件を探します。物件を絞り込んだ後は、実際に現地を訪れて内見を行い、物件の状態や周辺環境を確認することが重要です。
また、自身の中で特に重視する条件をピックアップしておくと物件探しがスムーズになります。

2. 申し込みと必要書類の提出

物件を決定したら、不動産会社にて賃貸借契約の申し込みを行います。
この申し込みは書面で行うことが多いですが、最近ではWEBで行うパターンも増えてきました。
申し込み時には、身分証明書(免許証や保険証)の提示、場合によっては収入証明書や保証人の情報などが求められます。
必要書類は申込時に不動産会社から案内ありますので、速やかに提出しましょう。また、申し込み時に初期費用(敷金、礼金、前払い家賃など)の目安も確認しておくことが大切です。
初期費用は物件の問い合わせの段階で聞くこともできますので、気になる場合は早い段階で概算を質問しておくと良いかもしれません。

3. 審査

申し込みが完了すると、不動産会社または物件のオーナーによる審査が行われます。
審査では、申込者の信用情報、収入状況、過去の賃貸履歴などが確認されます。審査結果は通常数日以内に通知され、審査に通過すれば契約へと進むことができます。
この審査は住宅ローンとは違い、勤続年数等はあまり気にしないことが多いです。
しかし、カードの滞納があったりすると万が一があることもありますので、心配な場合は不動産会社に相談しておきましょう。

4. 賃貸契約書の確認と締結

審査を通過した後、不動産会社の店舗もしくはIT重説というZoom等のWEB通話を使う方法にて重要事項説明や賃貸契約書の内容の説明確認をします。
契約書類には、賃貸物件の詳細、家賃や共益費、契約期間、敷金・礼金の金額、退去時の条件などが記載されています。
契約内容について疑問点があれば、不動産会社やオーナーに確認し、納得した上で署名を行いましょう。
特に、個人的には「毎月の家賃等の支払総額」・「更新料などの有無」・「違約金や退去時の費用」・「トラブルが起きた際の連絡先」・「特約」はしっかり把握することをお勧めします。
電気ガス水道の連絡先等もこの段階で通知されることが多いので、入居までに連絡して開栓の手続きを行いましょう。

5. 初期費用の支払い

上記契約作業と並行して、初期費用の支払いが求められます。
初期費用には、敷金、礼金、前払い家賃、仲介手数料、保険料、退去時クリーニング費などが含まれることが一般的です。
支払い方法は振り込みが主流ですが、不動産会社によってはクレジットカード決済等に対応しているところもあります。
期日についても不動産会社から発行される請求書に記載されていますので、期日を守って支払いを完了させましょう。

6. 物件の引き渡し

契約や初期費用の支払いが完了した後、事前に取り決めた契約開始日(入居日とも言います)に物件の引き渡しが行われます。
この際に、鍵の受け渡しが行われ、入居の準備が整います。
また、物件の状態を確認するために、引き渡し時にチェックリストを使って確認を行うことが推奨されます。問題があれば、その場で指摘し、記録として残しておきましょう。

7. 入居と生活の開始

全ての手続きが終了し、物件の鍵を受け取ったら、いよいよ入居開始です。引っ越しを行い、必要な家具や家電を配置して、新たな生活が始まります。また、入居後は、賃貸契約に基づいて家賃の支払いを定期的に行い、退去時には契約書に従った手続きを行います。

まとめ

賃貸契約は、新生活を始めるうえでの重要なイベントであり、契約書の内容や手続きに対してしっかりと理解を深めることが大切です。
もし不安な点があれば、不動産会社に遠慮なくしっかりと質問をして、納得したうえで契約を進めることをお勧めします。
少しの準備と確認で、快適な住まい探しが実現できるはずです。
この記事が少しでも賃貸探しの参考になれば幸いです。

 

 

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