住宅ローン減税とは?知らなきゃ損!お得に税金を軽減する方法
2月中旬を過ぎ、確定申告の時期になりました。
そこで今回は確定申告にも関係する、住宅をローンを利用した際に、税金の負担を軽減するために受けられる「住宅ローン減税」について簡単にご紹介します。
住宅ローン減税って何?
住宅ローン減税(住宅借入金等特別控除)は、住宅ローンを利用して家を新築・購入・改修すると、一定の要件を満たした場合に所得税や住民税の一部が一定期間控除されるというものです。
どんな条件で住宅ローン減税を受けられるの?
住宅ローン減税を受けるためには、いくつかの要件があります。物件の種類などによっても異なりますが、主なものは以下の通りです:
- 購入した住宅が「自分が住むための家」であることが必要です。投資用や別荘などには適用されません。
- 住宅ローンを使って、家を新築・購入・改築した場合のみ対象です。現金で購入した場合は対象外になります。また返済期間が10年以上。
- 合計所得金額2000万円以下
- 物件の床面積が原則50㎡以上。但し上記の合計所得金額が1000万円以下の人に限り床面積40㎡以上50㎡未満でも対象になります。
- 中古(既存)住宅の場合は1982年以降に建築された住宅であること。しかし1981年以前に建築された物件であっても現行の新耐震基準に適合していれば対象となります。
- 上記の他にも要件があります。(契約・入居時期など)
控除額と期間について
住宅ローン減税で受けられる控除額は、年末時点でのローン残高に応じて決まります。基本的には、年末残高の0.7%が控除されるので、ローン残高が大きいほど控除額も大きくなります。
控除期間は最大で13年間です。
どうやって申請するの?
住宅ローン減税を受けるには、確定申告が必要です。
多くの税制優遇は「年末調整」で済ませることができますが、住宅ローン減税の場合、入居した年の翌年に確定申告を行う必要があります。
提出する書類は国税庁のホームページからダウンロードすることも可能です。
その他必要書類もありますので、早めに準備しておきましょう。
2年目以降は、年末調整で自動的に控除される場合もありますが、初年度は必ず申告が必要です。
まとめ
住宅ローン減税は、住宅を購入したり改修したりした人にとって、非常にお得な制度です。
ローンの残高に応じて税額が控除されるので、うまく活用すればかなりの額の税金を軽減できます。
住宅ローン減税の申請は最初は少し手間かもしれませんが、その後のメリットを考えると十分に価値があります。
今回記載した条件などの他にも細かい要件がありますので、購入したり新築した業者さんに確認して、自分が条件を満たしているか、どれくらいの控除が受けられるかをしっかり確認して、賢く活用しましょう!