住宅における「下水道」と「浄化槽」の違いとは?メリット・デメリットをご紹介します!
家の排水や汚水処理について、下水道と浄化槽、どちらを選ぶべきか悩んだことはありませんか?両者にはそれぞれ特徴があり、選択肢は住んでいる場所や生活スタイルによって異なります。そこで、今回は下水道と浄化槽の違いと、それぞれのメリット・デメリットについてご紹介します!
1. 下水道(下水)の特徴とメリット
下水道の基本的な特徴
下水道は、都市部や整備された地域で広く利用されている公共の排水システムです。家から出る汚水は、専用の下水管を通って自治体が管理する浄水場に送られ、そこで処理されます。
下水道のメリット
- 手間がかからない
下水道に接続されていれば、家で特別な管理をする必要がなく、日常生活に手間がかかりません。住民は月々の料金を支払うだけで、汚水処理を任せることができます。
また浄化槽では多量にカビ取り剤などを使用することは控えなければなりませんが、下水の場合はそういった制約が少ないのもポイントです。 - 衛生面で安心
公共の施設で管理されているため、専門的に処理され、衛生面でも安心感があります。汚水処理のトラブルが少なく、安定して利用できます。
下水道のデメリット
- 接続費用と維持費用
下水道が整備されていない地域では、使用することが出来ず、また引き込みや接続に高額な費用がかかることがあります。また、月々の下水道使用料も発生します。 - 雨水と汚水の一緒の処理
雨水と汚水が同じ下水道で処理される場合、雨が多い時期や台風などで大量の水が下水道に流れ込んだ場合、下水道が混雑することがあります。これが原因で排水の処理に支障をきたしたり、場合によっては逆流することもあります。
2. 浄化槽の特徴とメリット
浄化槽の基本的な特徴
浄化槽は、主に下水道が整備されていない地域などで使用される個別の汚水処理装置です。建物近くの地面に埋まっており、家庭内で発生する汚水を浄化槽の微生物の働きによって処理し、清浄な水を地域の側溝などへ排出します。
浄化槽のメリット
- 下水道が整備されていない場所でも使用可能
下水道が整備されていない地域や郊外でも、浄化槽を設置すれば汚水処理ができる為、気にいった地域に下水道が整備されていない場合でも、設置出来るなど柔軟に対応することが可能です。 - 低コストの維持
設置の際に初期費用はかかりますが、長期的に見ると下水道の月々の使用料金よりも維持費が安く済む場合もあります。 - 簡易な管理
使用に際して日常的な手間はほとんどありません。ただし、定期的なメンテナンスが求められる為、地域を管轄する維持管理業者と維持管理の契約を行う必要があります。
浄化槽のデメリット
- 定期的なメンテナンスが必要
浄化槽は定期的に点検や清掃、汚泥の除去を行う必要があります。放置しておくと故障や悪臭の原因になりかねません。
ただ実際は、メンテナンスに関しては維持管理業者と契約して、メンテナンスを行ってもらうので実際に所有者が作業を行うということはありません。 - 初期費用が高い
浄化槽の設置には初期費用がかかります。
しかし、自治体などで浄化槽設置に関する補助金を設けている場合もありますので、補助金を申請することで負担額を軽減できる場合があります。 - 設置スペースが必要
浄化槽は設置のために敷地内に一定のスペースを確保する必要があり、狭小地や重機の搬入が困難な場所では設置が難しい場合があります。 - 使用できる洗剤などに制約が発生する場合がある
浄化槽は内部のバクテリアによって汚水を浄化する仕組みの為、強い漂白剤などの洗剤を大量に使用すると、内部のバクテリアが弱ってしまい浄化能力が低下する場合があります。
通常の生活では影響は少ないですが、大掃除や自宅を作業場兼用としている場合などは注意が必要かもしれません。4. まとめ
「下水道」と「浄化槽」、どちらを選ぶべきかは、住んでいる地域やライフスタイルによって大きく変わります。都市部や下水道が整備された地域に住んでいれば、下水道が便利で管理も簡単です。しかし、郊外の場合、下水道が整備されていないことがあるため、浄化槽が最適な選択肢となります。
どちらを選んでも、それぞれのシステムにメリット・デメリットがあるため、生活環境に合わせて最適な選択をすることが大切です。家庭の汚水処理を考える際には、この情報を参考にしてみてくださいね!